わん
「おはようっ」
今日は早く目が覚めたから少し早めに学校に来た。そしたら同じクラスの可愛い子に声をかけられた。
「えーと、桃井さん?」
「名前ちゃんだよね!?おはよう!!」
「うん。おはよ」
私とさつきが話したのはこの日が初めてで、どこかぎこちなかった。
「名前ちゃんはきーちゃんの幼馴染みなんだよね?」
「涼太とは生まれた時からの付き合いだよ?」
「きーちゃん、バスケ部に入ったの知ってるよね?」
「知ってるよ。涼太、すごく楽しそうだから」
「それでね、名前ちゃんに頼みたいことがあって...」
私は馬鹿じゃない。勉強だって上から数えれる程だし、運動はまあまあだけど並大抵のことはできる。そんなところは涼太に似たのかな?だから桃井さんの言いたいことはわかる。涼太にも頼まれちゃったし...
「マネージャーしてとか言わないよね?」
「さすが!勘がいいって本当だったんだね!」
「いや、それは涼太に...」
「お願い!名前ちゃんの力が必要なのっ!!」
「えーと、うーん」
「1度練習見に来て」
「それは行く予定。涼太を見に行こうかなって」
「私待ってるからね!」
ということで涼太を見に行く予定が早まってしまいました。
prev next
←