にわ






さつきside



なにはともあれ、3年生になった私たち。
灰崎くんは辞めたようで
みんなで楽しくバスケ生活をしていた。




「名前ちん、ちゃんと俺のこと見ててねー」

「うん!あっくんのこと見てるよ!がんばって!」

「知らない人が見たら完璧カップルだよ...」

「さつきちゃん?何か言った?」

「仲いいねーって言ったんだよ」

「私とあっくんだもん!」



この二人はお互いに溺愛している。
そんなことはみんな知ってるんだけど
皆名前のこと好きだから嫉妬がなんのって
私に八つ当たり...は青峰くんだけだけど...




「名前っち!俺のことも見るっスよ!」

「うん!涼太くん調子いいもんね!頑張れ!!」

きーちゃんとも仲が良くなった名前。
美男美女だね!


「名前、当たり前だが僕のスコアを取るためにしっかり見ておくんだよ?」

「はーいっ!赤司くん頑張ってね?」

髪の色合いがとてもいい二人。
なんだかんだ言ってお似合いだよね...


「ああ?俺だけでいいだろ?」

「何言ってるの大輝っ!みんな見てるのーっ」


いつの間にか呼び捨て!?
青峰くんったら何抜けがけしてるのよ!w



「名前...ちゃんとシュートの数を数えるのだよ」

「真ちゃん期待してるよー」


ここは安定だね。
なかなかいいと思う!



「桃井さん、名前さん。応援頼みますね?」

「テツくんっ!!!頑張ってねぇ!!!」

「黒子くん、いってらっしゃいっ」

「みんな名前ちんに構いすぎー。早く行くよー」



こんな感じで最後の全中が始まった。
私は名前と誰がくっつくのだろうと
ニヤニヤしながら考えていた。







だからみんな、あんなことが起きるなんて
誰も思ってはいなかった。




















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