貴方が







私は6時間授業が終わると
急いで体育館へ向かう。

何故なら男子バスケ部マネージャーだから。

(早く行かないとなー)


なんて、のんきに考えていると
体育館につく。


「あ!名前 」

「さつきー、遅かった?」

「ううん、テツくんも大ちゃんもまだだから大丈夫だよ」


今日は名前のクラス遅かったんだね、とさつきに言われうん、と頷いた。

(確かに遅かったなー、黒子くんも青峰くんも来てないなら私が一番だ!)

「僕ならもう来てますよ」

「わあっ!黒子くん!」

「すみません、驚かしてしまいましたね」

「テツくーん!いつの間にーっ」

「 苗字さんが入ってくる少し前です 」


(気付かなかったなあ)


「ねぇ、 名前。」

「わわっ、あ、かしくん?」

「タオル、くれるかい?」

「う、うん」


赤司征十郎くん。隣のクラスの人。
私はこの人がとてつもなく苦手...


(こういう、唐突なとこが苦手だな)


タオルを渡しながら赤司くんを見る。


「僕の顔に何かついてるかい?」

「へっ!?ええ、えと、ついてないよ!!」

「ふうん、そっか」


それだけいうと、すぐに練習へ戻ってしまった。


そんな貴方が苦手です


( 名前、赤司くんに見とれてたの? )
(ち、違うよおっ)
(へぇー)
(さつき、ニヤつかないでぇ!)



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