非日常も思い出







体育祭も終わった。
授業、部活、帰宅を繰り返す毎日。
たまの休みにさつきと遊んだり
ケーキバイキング行ったり
マジバでお話したり
これが日常だった。


「ふー、今日も疲れたー」

「 名前は 赤司くんと大ちゃんに頼られっぱなしだしね」

「あはは」



結局、青峰くんには返事も何もせず
そのまま変わらない態度だった。


「あ、さつき!私、飲み物買ってくるー」

「うん、わかったー」


(忘れてた!緑間くんに前奢ってもらったんだった)


自販機の前に着き、緑間くんがいつも飲んでいる
おしるこを2本買おうとした。


「あー、 苗字 名前、っスよね? 」

「え?う、うん」

「噂どおり可愛いっスね!」

「噂?そんなのないない!えーと」

「黄瀬涼太っス!」


(黄瀬...聞いたことあるよーな?)


「黄瀬くん、よろしくね」

「涼太でもいいんスよ!」

「え?ええっとー」

「悩んでるとこも可愛いっスねー」

「か、からかわないでーっ」

「ごめん!えーと、部活っスか?」

「うん、バスケ部マネージャー」

「そーなんっスか!」


ーバタバタ...ー


「 名前!!遅いのだよっ 」

「あっ、緑間くーん!ごめんね?」

「赤司が怒ってるのだよ」

「そ、そっか!黄瀬くん、また...あれ?」


さっきまでいたはずの黄瀬くんはいなくなってた。



日常も非日常も思い出になる


(あ!モデルさんだっ)
(急にうるさいのだよ)
(ごめんごめんっ)





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