君争奪戦








お昼ご飯。
この後はクラブ対抗リレーだから
クラブごとに食べるとになっている。


「 名前ちん、卵焼きもーらいっ 」

「あ、紫原くん!もー」

「仲がいいねー、2人は」

「 名前ちんとはケーキバイキング行ってるからね 」

「「は!?」」


びっくりしていたのは青峰くんと緑間くん。


(なんか、おかしいかな?)


「敦、明後日の練習量2倍。」

「赤ちーん、ひどいよー」

「 苗字さんとはマジバにも行ってますよね 」

「行ったね!黒子くんバニラシェイクしか飲まないからさー」

「おい、お前ら抜けがけだろ!」



(あ、私さっき青峰くんに告白されたんだっけ)


そんなことを考えていたら
顔が熱くなってきているのがわかった。


(私、青峰くんのこと好き?)



「 名前ー?顔が赤いよ? 」

「へっ!?そ、んなことないって!!」

「怪しいなあー?」

「ちょ、さつき!近い近いっ」

「スキありっ」


と言ってさつきは私のハンバーグを取った。


「もー、残しておいたのにー!」

「 名前。 」

「何?青峰く、んっ!?」

「分けてやるよ、うめーだろ?」

「ちょ、大ちゃん何やって―」

「大輝、ふざけるのもいい加減にしなよ」

「は?ふざけてねーよ?」

「ふぅん。まあ、練習量5倍だけどね」

「はっ!?おま、それはねーだろ!」

「何でそうなったか心に聞いてみたら?」



(赤司くん、どうしたんだろう)


私はそう思いながら、赤司くんを見つめた。
眉間にシワがよっててなんか、かっこいい?


おかずと君争奪戦の行方


(んっ、青峰くんこれなに!?)
(アスパラベーコン?)
(アスパラ食べれないーーっ)
( 名前っ、これ飲んで!! )





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