土台の青
体育祭が始まった。
私の出る種目は...
(借り物競争?)
「 苗字さんは借り物競争なんですか? 」
「あ、黒子くん。そーだよー」
「クラスのためにも頑張ってください。」
「えーと、うん?」
「僕はこれから騎馬戦なんで」
(たしか、存在感ないから取られないだろうって...)
「頑張ってね」
精一杯の笑顔を向けて応援した。
「 名前ー!大ちゃんとなんかあった? 」
「さつき!なんで?」
「なんかー、大ちゃんの様子おかしいなって」
「そっかあ」
どうしたらいいんだろう、言ってもいいのかな?
「ねー、なにがあったのー?」
「うーん、特に何も?」
「えー、怪しいっ」
「怪しくないない!あ!黒子くんがでてるよ!」
「うそっ!?どこどこー?」
(なんとかセーフかな)
騎馬戦は見事私たちのクラスが優勝した。
黒子くんのおかげだと思うけど。
騎馬戦の土台の青い髪
(青峰くんか...)
(大ちゃんとなんかあったね!?)
(わわ!聞いてたの!?)
(白状しなさーいっ)
(わ、私次だから行くねー)
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