→ある日の忍足家2
「ふー、ただいま〜っと「うわああああ兄ちゃああああん!!!」
「おふっ!何やねん翔太!飛びかかってくんなや!」
「ううううっさいわ!そないなことよりアレ!何とかしいや!」
「アレ・・・?ハッ、まさかこの家にもGが・・・!?」
「ちゃうわ!!俺のベッドの上に!出たんや!」
「な、何が・・・?」
「兄ちゃんのイグアナや!!」
「は?」
「うう、兄ちゃんまた水槽のフタすんの忘れたんやろー!」
「はは、何事かと思った」
「何やその言い種!兄ちゃん俺がアイツ嫌いなん知っとるやろ!?」
「まあな。・・・よく見たら可愛いで?」
「価値観を人に押し付けんなや!ホンマあないけったいな爬虫類が一つ屋根の下におるやなんて信じられへん・・・!飼う時も俺は最後まで反対したん忘れんなや!心底兄ちゃんの気が知れんてな!それにベッドのシーツも替えないかんやん!ああ気持ち悪い・・・」
「そこまで嫌悪しとるん・・・?やけどほら、俺の部屋の水槽で飼っとるだけなわけやし、あんま毛嫌いせんでも」
「そ の 水 槽 か ら 出 て き た ん や ろ が !」
「あ・・・せやった」