→隣の日吉くん

※隣の○○くんシリーズ
・・・マンションで彼と素敵な隣暮らし


「ヒッ!!」

「・・・・・・」

「ぎゃー!!ちょっと、なんで日吉冷静にしてられんの!?アンタも怖い!!」

「・・・あの、そんなに怖いなら無理して観ることないじゃないですか、ホラー映画なんて。何で借りて来たんですか?」

「だって!これ人気みたいだったし!」

「でもアナタホラー苦手でしょう」

「それはほら、怖いもの見たさってのがあるじゃん!」

「はあ・・・だから俺を誘ったんですね」

「うん、それにホラー映画なら日吉がウチに遊びに来てくれるかなーと思って」

「・・・・・・えっ、」

「うぎゃー!気持ち悪いよあの幽霊いいいいい!!!」

「ちょっ・・・俺の服掴むのは・・・」

「怖いいいいいいい」

「先輩引っ付きすぎっ・・・!!」

「うわああああああやられるううううう!!」

「・・・・・・」

「はー・・・マジ怖いねこれ!さすが話題の新作!」

「・・・・・・」

「ん?どうしたの日吉?なんかソワソワして」

「先輩、あの」

「なに?」

「あのテレビの上の、ご両親の写真・・・」

「あーあれ!あれがどうかした?」

「や、なんだか見られてるみたいで・・・(アナタに手を出しづらい・・・!!)」

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