→隣の白石くん

※隣の○○くんシリーズ
・・・マンションで彼と素敵な隣暮らし


ドタバタドタバタ ガラッ

「大丈夫か!?」

「へ?しら・・・?・・・っギャアアアア!何してんの!私、入浴中!!見て分かるでしょ!アンタなんで入って来てんだァァアア!!」

「えっ・・・ああ、堪忍堪忍!湯船に浸かっとってよかったなあ」

「そういう問題じゃないから!何しに来たんだって!」

「せやった!財前から『先輩が風呂からずっと出てこんから溺死しとるかも』てメールがきてな。いてもたってもいられんで。心配して来たんやで?」

「は?私まだ風呂入って10分しか経ってないんだけど。それイタズラじゃない?ちょっと貸して・・・・・・ほら!メールの下の方に『┐('ー`)┌』って顔文字が!!ムカつく!!」

「ほんま?ええっこれめっちゃスクロールせなあかんやん・・・アイツ一回懲らしめたらんとな」

「部長、頼んだ」

「にしてもなんで財前は自分が風呂に入ってたこと知ってたんやろ」

「多分ツイッターかな。私さっき『風呂ってきます(^O^)』って呟いたから。光もそれが見れるようになってるの」

「へえ・・・ツイッターってそういうチャットみたいなもんなん?ブログ?」

「ちょっと違うけど説明めんどくさいから自分で調べてね」

「分かった。ずっとこのままやったら自分もそのうちのぼせてしまうやろし、残念やけどそろそろバイバイやな」

「・・・・・・ハッ!アンタどさくさに紛れていつまでいる気!?さっさと出てけ!!!」

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