鮫の留守録と雲雀BD前夜

「スクアーロせんぱーい。拍手お礼の留守録かなり評判イイみたいでーす。」

「おぅ゛。」

「照れてるとか気持ちわりぃし。」

「こら、ベルちゃん。そんなこと言わないの。評判イイなんてすごいじゃない、スクアーロ。」

「あぁ゛、まぁなぁ。」

『ルッス姐、すごいのはスクじゃなくて台本書いてる私だよ。』

「小雪ちゃん、いつの間に…。」

『あんなに薄い台本なのにスクったら、NG何回だしたことか…』

「う゛ぉぉぉい!それを言うんじゃねぇ!!」

『うるさいよ。スクは黙ってて。』

ドスッ

「がはぁッ。小雪、てめぇなんでソノ武器持ってやがる…。」

『あぁ、コレ?雲雀さんからお古もらったの。明日、雲雀さんの誕生日だし、お嬢さま達への企画でプレゼントしようかと思って。』

「つぅか、よくアイツから物貰えたな。」

『あ、ベル♪うん、頑張って交渉したからね。』

「小雪ー。ベル先輩に話しかけられたからってニヤニヤしないでくださーい。」

『ちょっとフラン、失礼だよ。ベルに話しかけてもらえて嬉しかったのは事実だけど、決してニヤけてはないよ。』

「まぁまぁ。そんな事より、小雪ちゃん。」

『なぁに?ルッス姐。』

「彼の誕生日なのに、彼がプレゼントあげちゃ意味ないんじゃない?」

『あ。…うーんと、それじゃぁ、これは対スク用として私が使うことにするよ。』

「そうね。そうしなさいな。」

「何がそうしなさいだぁぁぁぁぁぁ゛!!てめぇ等は俺をなんだと思ってやがる!!!」

「アホロン毛先輩。」

「庶民。王子から見たらオレ以外みんな庶民。」

「ドMで忠犬な鮫かしらねぇ。」

『カス鮫。』

「う゛ぉぉぉい、覚悟はできてんだろうなぁ゛。クソミソカスどもぉぉぉぉ゛!!」

『だから、ウルサいってば。』

ドスッ!!!

「ぐはっ……。」

((学習しねぇなぁ…アイツ。))


[ 2/8 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -