鮫の留守録と雲雀BD前夜
「スクアーロせんぱーい。拍手お礼の留守録かなり評判イイみたいでーす。」
「おぅ゛。」
「照れてるとか気持ちわりぃし。」
「こら、ベルちゃん。そんなこと言わないの。評判イイなんてすごいじゃない、スクアーロ。」
「あぁ゛、まぁなぁ。」
『ルッス姐、すごいのはスクじゃなくて台本書いてる私だよ。』
「小雪ちゃん、いつの間に…。」
『あんなに薄い台本なのにスクったら、NG何回だしたことか…』
「う゛ぉぉぉい!それを言うんじゃねぇ!!」
『うるさいよ。スクは黙ってて。』
ドスッ
「がはぁッ。小雪、てめぇなんでソノ武器持ってやがる…。」
『あぁ、コレ?雲雀さんからお古もらったの。明日、雲雀さんの誕生日だし、お嬢さま達への企画でプレゼントしようかと思って。』
「つぅか、よくアイツから物貰えたな。」
『あ、ベル♪うん、頑張って交渉したからね。』
「小雪ー。ベル先輩に話しかけられたからってニヤニヤしないでくださーい。」
『ちょっとフラン、失礼だよ。ベルに話しかけてもらえて嬉しかったのは事実だけど、決してニヤけてはないよ。』
「まぁまぁ。そんな事より、小雪ちゃん。」
『なぁに?ルッス姐。』
「彼の誕生日なのに、彼がプレゼントあげちゃ意味ないんじゃない?」
『あ。…うーんと、それじゃぁ、これは対スク用として私が使うことにするよ。』
「そうね。そうしなさいな。」
「何がそうしなさいだぁぁぁぁぁぁ゛!!てめぇ等は俺をなんだと思ってやがる!!!」
「アホロン毛先輩。」
「庶民。王子から見たらオレ以外みんな庶民。」
「ドMで忠犬な鮫かしらねぇ。」
『カス鮫。』
「う゛ぉぉぉい、覚悟はできてんだろうなぁ゛。クソミソカスどもぉぉぉぉ゛!!」
『だから、ウルサいってば。』
ドスッ!!!
「ぐはっ……。」
((学習しねぇなぁ…アイツ。))
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