窓に流れる街の風景

車の中に流れる
柔らかなモーツァルト




それらをBGMにしながら



「それで俺のコト思い出しながら、1人でHしてごらん??」


「え、えぇッ!!?」




ハルちゃんはこんな恐ろしいことを言い始める。






その発言におののきながら



「い、いい!!別にいらないっ!!」



ムキになってショーツの中からローターを取り出すと






「カワイイなぁ、ルカは。
1人でHすることがイケナイことだって思ってるんだね。」






呆れたようにハルちゃんはクスクス笑う。







私が取り出したローターを受け取って、ジャケットのポケットの中に収めさせると




「快感は悪じゃない。
オトコからすればね?
自分で自分の体を開発してくれた方がありがたいんだよ??」




そう言って、ハルちゃんはハンドルをギュッと握り締める。





そして……
信号が赤信号になると



「ま、ルカのカラダは俺が開発してあげるから。快感がほしくなったらいつでも俺の部屋においで??」




そう、微笑んで

カレは私に触れるだけのキスをした。





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