言葉攻めと
ローター攻め
二つに攻められて
私の脳みそと体は
溶けそうなくらいに、もうおかしくなっていた。
「んっ、んっ、んん〜〜〜っ!!」
唇を噛み締めながら
隣の車の人に見られないように顔をうつむかせながら、迫り来る絶頂感に身をゆだねていると
プツッ……
乱暴に私の中で暴れまわっていたローターが急にぷつりと動きを止めた。
「え……っ??」
イケない苦しみに
足をすり合わせながら
助けを求めるようにハルちゃんの顔を見ると
「ゴメンゴメン、いじめすぎちゃったね。
ローターごっこはもうおしまい。」
そう言って微笑んで
ハルちゃんは何事もなかったかのように
平然と車を右折させた。
火照った体に
溶けた脳みそ
イキたい
イキたい
イキたい
頭の中がその4文字に支配される。
あのキモチイイ世界に連れて行って欲しくて、私はハルちゃんをジッと見つめる。
祈りを乞うようにハルちゃんを見つめていると
「ルカ。
イキたい時はなんていうの??」
悪魔の笑顔で天使が微笑む。
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