こ、コレはもしや……!!??
真っ赤になりながら
「は、ハルちゃん!!」
抗議をすると
「わかる?俺の大事なトコ、カっチカチ♪」
クスリと笑って。
ハルちゃんは悪魔のようにニッコリ微笑む。
「俺はね。ルカにくっつかれるとこうなっちゃう。」
「は、ハルちゃん!!」
「俺の中ではね?
ルカは妹でもなければ、コドモでもない。
誰よりかわいい、大切な女の子なんだよ。」
ハルちゃんはニッコリ笑って私の頬に手をそっと当てると
私の目をまっすぐ見つめながらこう言った。
「ルカのスキは俺と同じスキ??
それなら…俺にキスして。」
「え!?」
「俺の手を取るか取らないかは、ルカが決めて?」
キレイな薄茶色の瞳を妖艶に輝かせながら、ハルちゃんは私の頬を優しく撫でる。
「ルカ。
スキだよ。」
そう…耳元で囁かれたら、私は反論なんて何も出来ない。
操られているように
呪文をかけられたように
ゆっくりと背伸びをすると。
「大好き、ハルちゃん…。」
私はカレの唇にそっと優しくキスをした。
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