好き。

ハルちゃんが好き。




コドモじみた感情なのかもしれない。

こんな感情は恋なんかじゃないと大人たちは言うのかも知れない。




だけど…
今の私にとって、コレは確かに恋だった。



なくしたくない、
失いたくない恋が、ここにある。




「好きだモン!!ハルちゃんのこと好きだもん!!
好きな人にギュってして何が悪いの!?」




そう言って。
私はハルちゃんの胸にグッと飛び込む。




「私、ハルちゃんが好き。
だから何されてもいいの。
ハルちゃんになら…傷つけられてもかまわない。」



そう…
カレの胸元で呟くと。




ハルちゃんはハァ〜と深くため息を吐いてこう言った。




「そんなセリフ…、どこで覚えてきたの。」



呆れたようにそう言って。
ハルちゃんは私の髪にサラサラと指を絡める。





- 18 -







Back




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -