「な…んで??」
「ルカはもうオトナなんだから。
そういうのはもうダメだよ?」
そう言って。
ハルちゃんは淋しそうに私の顔を覗き込む。
「ルカ。
俺だってオトコなんだよ。」
ワケがわからない。
ねえ、ハルちゃん。
私、ハルちゃんの言う【オトナな女】なんかじゃないよ??
だって…
胸だってまだペタンコだし、背だってまだ小さいんだよ?
26歳のハルちゃんから見たら、14歳の私なんて、子供でしかないでしょう??
「ヤだ…っ!!」
「ルカ……。」
「私、オトナなんかじゃないもん!!
まだコドモだもん!!!!」
コドモの武器を振りかざして。
ワンワン泣きながらハルちゃんにダダをこねる、私。
「ヤダ!!
私、ハルちゃんがよそよそしくなるの絶対イヤだ!!」
「ルカ……。」
「私、やめないもん!!
ハルちゃんが好きだから。
大好きだから、ギュってするのもくっつくのもやめないもん!!」
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