02




ま、またぁっ!?




「や、ヤだよ。」


「は?なんで。」


「もういい年なんだから、それは卒業したいというか何というか……。」


「は?お前はアホか。
いろいろ試した結果、コレが一番効率いいんだよ。いいからさっさと後ろに乗れ。」





そう言って。
逸都は私の手をグイッと引き寄せると…

顔がくっついちゃうんじゃないか…ってくらいに私を引き寄せて……







バシン!!!!!









とパーで思いっきり頭を叩いた。







「いった〜〜い!!!!!」



「うるさい!!四の五の言わずにさっさと乗れ!!!!
朝練に遅れるだろーが!!!!!」






うぅ……、ヒドイ……。




私は涙目になりながら学校カバンをギュっと握りしめて。







「わ、わかりました……。」








おとなしく、逸都様の後部座席に座らせて頂くコトにした。





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