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佐加美…と聞いて思い出すのは、あの忌まわしいボディタッチ。



ただでさえちょこが気になってプレーに集中できない俺を挑発するかのように、梅ちゃんはアイツの手を握って、あろうことかアイツの耳元に顔を寄せやがった。




――ムカつく!!!!!!



梅ちゃん!!
俺のちょこに何してくれてんだ。
最近はこの俺様でさえ、手は握ったりはしてねぇんだぞっ!!!




う〜、イラつく!!
最高潮にイラつく〜!!!!!



寄るな!!
触るな!!
イチャつくな!!!



ムカつく。
ムカつく〜〜!!!!!!!






とか考えていたら、ボールを見失ってしまって。
ノーテンを直撃したボールは俺様の意識を奪い、こんな所へ連れてきてしまったワケだけど……。





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