07
「それに…なんだか髪もいい匂いするね♪」
そう言って。
センパイが私の耳元で囁いた瞬間。
「わっ、バカ!!ハヤト!!
前見ろ、前〜〜〜っ!!!!!!」
バコーーン!!!!!
センパイ達の投げたボールは、見事よそ見をしていた逸都の脳天を直撃し。
「い、い…てぇ…。」
「は、逸都〜っ!?」
逸都は人形のようにドサリと倒れ、気を失ってしまったのだった。
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