作品紹介
むかし、むかし。
世界は1人の
聖者と8人が8つの力をそれぞれ司る
使徒によって「平和」で「幸せ」な世界が作られていました。
争いもなければ、罪を犯す者もいない。
日照りが続けば「水」の使徒が、
洪水が起きれば「陽」の使徒が、
砂漠化が進めば「緑」の使徒が、
暑い日が続けば「氷」の使徒が、
子が泣き出せば「夢」の使徒が、
癒しを求めれば「音」の使徒が、
季節を求めれば「風」の使徒が、
裁きを求めれば「雷」の使徒が。
それぞれがそれに相応しい能力を駆使し、その場を侵食する『
黒』を浄化して来ました。
だがしかし、突然として「それ」は崩れさり、「
聖者」を模した「
運命の羅針盤」と「
使徒」を模した「
彩」は壊れ、散り散りに欠け、1度世界は「終わり」を迎えました。
「終わり」を迎える直前、
聖者は残された『人間』にこう告げました。
『「世界」の基盤が壊れてしまった以上、「世界」は悪化の傾向を辿るでしょう。』
『遠い未来、私達と同じ魂を持った"人間"が必ず生まれる』
『"彼ら"に罪はないけれどその存在は必ず必要となります』
『何があっても、"彼ら"を死なせてはいけません』
『何があっても、"彼ら"を守り抜きなさい』
『ーーーーーーそして』
『ーーー「世界」を"あるべき姿"に戻して下さい。』
[ 1/10 ][*prev] [next#]