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店での騒ぎを騎士団に伝えようと下町の中を走る街人が居た。
ここから騎士団の住む城が立っある王都まで走って行くのには少し時間がかかるだろう。少しでも早く伝える為か馬を借りようとしていた。
その街人の視界に二人の人物が入る。


ロングコートをベースにした制服を身に纏い、腰にはサーベルを下げている。
腕には騎士団の紋章が入った腕章を付けた、"騎士団"の二人だ。



「大変だ!下町の店に盗賊が出たんだ!今すぐ来てくれ!!茶髪の小柄な女の子が中に入ったんだ!」


「茶髪で」
「小柄な女…か…」


琥珀色の髪の青年と青混じりの黒髪の青年は繰り返すように呟く。
彼らの脳裏に浮かんだのはただ一人だ。


「案内してくれ」
「こっちだ!」


二人は街人に着いて走り出した。




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