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真琴達が姿を消して最初の夜。
前日の夜から活動し続けた騎士団は酷く疲労していた。そんな状態であっても、エイミリーが殺された以上、警備は厚くなり休む暇すら無くなったように思える。

マーティスなど一部団員は休憩すら惜しんで消えた5人の手がかりを探していた。


完全には崩れていないものの、いつ崩れるか分からない王宮への立ち入りが禁止された今、マーヴィンとミルは騎士団の使用している城の一部を使用する事になった。


マーヴィンはミルの腕を掴んで、弱々しい声で呟く。



「お前は…お前だけは…、私から離れていかないでくれ…エイミリーを失った今、私にはお前しか居ないのだ…!」


悲痛な声にミルは目を伏せる。
そして諭すように言った。


「大丈夫、大丈夫よお父様…私は、ずっとお父様のそばにいるから…」






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