死の呪文をうけ、死んだはずだったナマエは気づくと煌帝国にいて、あらよあらよと煌帝国に居座っていた。
居座るに至り、ジュダルと戦い何故か互角で、これまた何故か気に入られ殺されることもなく何不自由なく住んでいる。


闇の気配がすごいところもあるが、彼女は居候の身であるので気づかないふりをする。もし、こちらに害を為すとしたら容赦なく戦うだろうが。

ちなみにこちらというのは煌帝国のナマエになついている子達のことだ。

「ナマエ〜!今日も一戦しよー!」
「いいですけど、昨日怒られたばっかりでしたよね?」
「うーん。大丈夫!人目のつかない裏庭でやれば!」

怒られてもしりませんからね〜とナマエは駄々っ子その1ーー練紅覇に言う。彼はナマエに毎日会いに来て戦いだとか一緒に昼寝しようなどとまあ、なついている。

「あっ……ナマエ!今日は私の部屋にいらして!そ、その……相談したいことがあるの……」
「ああ、例のシンドバッ「ナマエ!」申し訳ございません。いいですよ。私のお気に入りの茶葉を持って伺います。」

駄々っ子その2ーー練紅玉。彼女もナマエのことが好きで友達である。友達だから!と最近意中のシンドバッドのことについて相談していて、まだ若いな〜と話しを聞いている姿はどこから見ても姉妹に見えるらしい。

「ナマエ殿!」
「あら、ナマエ!って白龍また抱きついて……」
「もう慣れたんで大丈夫ですよ」

駄々っ子その3ーー練白龍
いつもの白龍からは考えられないくらい甘えん坊になる白龍。彼いわく、白瑛はお母さんみたいなお姉さんで、ナマエは甘えさせてくれるお姉さんらしい。
白瑛とは歳が近いこともあり実は一番ナマエと仲がいい。

あと上にもう二人いるがそことは未だに絡みがない。とは言っても遠征に行っているため会う機会がないといったほうが正しいだろう。

そして忘れてはいけない人がもう一人………………


「…………ナマエ!!どこいってたんだよ!!!おれ、おれ、お前のことずっと探してたんだからな!」
「あー、ごめんなさいジュダル!」
「まあ、見つかったからいいけどよ!」

一番めんどくさいのがこの男ジュダルである。
金魚のふんみたいに毎日毎日ナマエの後ろをほっつき回っている。ナマエ自身も親がいないからこんな感じなのかな〜という感じで別段気にしていない。それがますます悪影響ということは気づかずに……。

そして事件は起こった。
現皇帝からナマエに向けてとある国まで遠征に行け。という令状が出された。ナマエは居候の身だし、ちょっくら行ってくるか!そうしないと3食泥棒だと思われるしとのことでなついてくれている子達に遠征に行く旨を伝えた途端煌帝国壊滅するんじゃ…………というほど内乱が起きたというのは後の祭り。



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そらまめ様、とわこ様、相良様リクエスト作品
もし魔女主が煌帝国に行っていたら

なんか不完全燃焼なので続き書くかもです。
企画参加ありがとうございました!

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