猫島/ツイッター企画イザシズ

「ふぅん…それが俺に対する一番の嫌がらせだと思ったのかな?猫ごときが…」
 臨也は忌々しげに、目の前の静雄に言った。
 静雄は普段とは全く違った様子だった。髪の毛が猫の耳の様に逆立ち、右目が月に似た金色に染まり、同じく猫の様に瞳孔が細まっている。
 臨也は、その目に覚えがあった。
 今日自分が追い詰めた人間が飼っていた茶虎の猫だ。特徴的な金色の目をしていた。
 その飼い主は臨也と猫の目の前で死に…その猫は死体の傍を離れずその金色の瞳で臨也を見上げていたのが印象に残っている…あの目だ。
 「にゃ……んだこれ。臨也…?」
 静雄が不思議そうに、不安そうに臨也を見る。と、同時に静雄の手が勝手に臨也に伸びその首をへし折ろうと動く。
 右目は臨也への殺意を讃えていたが…笑わせてくれる。
 「お前が、お前如きの殺意が…化け物の本気に勝てる訳ないし!化け物に対峙してきた俺に勝てる訳がないだろ!!」
 軽く飛びずさり、その手を上から踏むが化け物の手は全く揺らがず、それをいい事に足に力を込めてその右腕に乗り、思いっきり鎖骨を蹴りつける。
 「っ…」
 僅かに顔をしかめ右手が揺らいだのを見ながら続けて顎にも一撃入れるが、左腕が臨也の足に伸びた為に顎を蹴った反動で後ろに飛ぶ。
 「臨也ぁぁ!」
 「普通の鎖骨って、安全靴で思いっきり蹴ったら割れちゃうもんなんだけど?」
 怒りを暴発させた左目に臨也は微笑む。右目の瞳孔は怯えたように細まる。
 だらりと萎えた右手と逆に左の拳で臨也に殴りかかる、その威圧といったら!!

 臨也はそれをかわすと、右から来た少し曲がった猫パンチを鼻先で笑い、その手にお守りを触れさせる。
 「にゃう!!」
 感電したようにビクン!!と体を震わせ、静雄は崩れ落ちた。
 「ああ…やっぱりね。どうして俺に取りついて自殺でもさせなかったのか考えてたら…やっぱり、この手の物に守られてたからか…これ、シズちゃんにあげようと思っていたんだけど」
 臨也はお守りを揺らして見せる。そこには、『安産祈願』と書かれていた。
 「頭沸いてんじゃにゃいのか?」
 「ひっくい声で猫語喋る男に言われたくないねぇ…あれ?シズちゃんも動けないの?」
 だらりと弛緩した様な体の静雄に、臨也はニヤニヤと笑いながら呼びかける。
 「うるせぇ!!」
 と静雄は怒鳴り、立ち上がろうとするが、激しい疲労と体の右半身から来る痺れで動けはしなかった。
 臨也はそれに「取り憑かれるってすっごく疲労するんだってさ…それに、右半身は未だに憑かれたままだしね…さぁ、除霊と行こうか?俺がその猫ちゃんごと…昇天させてあげるよ」
 そう笑い、手錠をかけ、それにお守りを巻きつける。
 「畜生…てめぇ!」
 疲労で指先一つ持ち上がらない静雄のズボンを丸く、尻から股の部分だけ楕円に切り取ると、茶虎の尻尾がポロリと落ちたのを見て笑みを浮かべる。
 「シズちゃん…せっかくだから面白ぉい遊びをしようか?」
 臨也はコートからボールペンを取りだすと、分解して芯を抜き、筒状になった部分を半分に折ると、静雄のパンツを切り裂きとりだしたゴムを輪にして通し、筒の両端と中央から輪の両端が覗くようにした後、片側を尻尾の根元にかけて…ローションをまぶしながら尻尾をアナルに沈めていく。
 「ぁ…にゃぅん!!…ざやぁ…チクショ…やめぇ…」
 体をビクビクと痙攣させながら、それでも快楽を知ったソコは愉悦を隠しきれず震えている。筒の真中の裂け目から出ている輪をアナルから出ている部分に括ると、臨也は尻尾を出し入れしてやる。
 強請る様に、静雄の腰がゆらゆらと揺れ、ジュッジュッというイヤラシイ音が漏れ出してくる。
 「あはは…いいねぇシズちゃん…どんな感じ?」
 「毛が…んぅ…チクチク刺さってぇ……ひぃよぉ…ひもちひ…」
 震える双丘を撫でまわしながら尋ねると、静雄は喉を鳴らしながら答える…
 「そう…じゃぁ、一人でよがってな?」
 臨也は、筒から出たもう輪のもう片方を静雄の双球に引っ掛け締めあげる。
 「ひ!…ぁああ!痛い!いてぇ…よ!」
 余りの痛みに尻尾が立とうとグイっと玉の方を引っ張り、それを押さえようと尻尾を動かすと、奥を自分で尻尾で突いてしまう
 「いっ…ふぁ!…にゃうぅぅぅぅ!…あ!あ!あ!…イク!イクのに!!イザぁ!!」
 足先を丸め、体を突っ張らせながらイケない!!と叫ぶ静雄に、そりゃ、玉縛ってるからね〜とお気楽に答えながら静雄を自分のデスクの下に放り込み仕事を始める。
 イケナイ!にゃぁ!と泣き喚き、自分の足にすり寄り、その気にさせようと必死でフェラでもセルフ足コキをするのも涼しい顔で受け流しながら…やがて、声も絶え絶えになった頃…ようやく臨也はゴムをナイフで切り快楽地獄から静雄を解放する。
 ズルン!と静雄の中から抜け出た尻尾は、そのままスット消えた。
 「やっぱり…未練を残してるからこの世に留まるんであって…他の事でも満足しちゃえば居なくなっちゃう…希薄な存在だねぇ…幽霊ってさぁ…」
 臨也は失神してしまった静雄の髪を優しく撫でる。
 「うん…やっぱり、このお守りは、こんな事がない様にシズちゃんが持ってるべきだね」
 臨也は手錠からお守りを外すと、それを静雄の首から下げさせる。
 「さぁて…シズちゃん?じゃぁ、お似合いにも畜生何かに体を許したお仕置きををしようね?」


 

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