「あは、あははは、あーっはっはっはっはっは!!!」(?)




―――傷口が間近で炎に照らされて、ちりちりと痛んだ。
でもそれもどうでもいい。
どうせ、もう終わりでしかないから。

燃え上がる戦場、止まない興奮。
私を取り囲むのは、群雄割拠を生き抜いてきた武将。

この人と死合えるなんて!
ああ、なんて私は運がいい、なんて素晴らしい事なの!


「はは、…あはははは、」


どうしよう、楽しくて楽しくて死んでしまいそう!
それなのに、頬を伝うこれは何?
……暖かいから、返り血?

きし、と軋んだ武器は私かあちらか。
耳を塞ぎたくなる轟音と感じた痛みに、私はまた突っ込んでいく。


「はは…、あはははははっ」


交わる武器、響く金属音。
それも全て総て、私の快楽と興奮を増長させるものでしか無かった。

ああ、楽しい、なんて楽しいの!
ねえ、貴方も楽しいでしょう?






(何処か呪詛のような言葉を遠くで聞いた)
(勿論、意味なんかわからない)
(―――それでも、月は慟哭するの)
(ねえなんで?楽しいでしょう?)

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とりあえず狂った夢主が書きたかった。←



title:豹変する10のお題
配布元:Abandon(PCサイト様)
100409
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