壊して壊して壊して壊して。(元親/学パロ) 無機質なチャイムの音がして、がたりがたりと各々が教室から出ていく。 あー、やっと授業終わった。 座ったままのびをすると、横には見慣れた銀髪。 「元親じゃん、何?」 「何、って…お前がそれ言うか?」 あれ、なんかもしかしてご立腹? かばんをもって立ち上がると、物凄い勢いで肩を捕まれた。 …なんかしたっけ?元親が怒るようなこと… 「あぁ、眼帯にレース付けたこと?それとも髪ツインテールにしたこと?それとも…」 「どれもこれもお前だったのか玲!!」 「気付いてなかったの、アホ親」 「アホ親言うな!」 物凄い剣幕で怒鳴っている、不良だとしても怖じけづいて逃げ出すだろう。 けど生憎、幼なじみの私は慣れっこ。 だーれがアホ親なんかに怖がるかってんだ。 「良く似合ってたよ 姫 若 子 ち ゃ ん ?」 「てめぇ…!!」 殴り掛かってきそうではあるけど、元親は私を絶対に殴らない。 やり返されるのを分かってるから。 13倍で。 元親は舌打ちを一つして、どかり、私の席の隣の机に座った。 「俺のイメージ崩れんだろが…野郎共に何言われるか」 「少なくとも元就達は何も言わないね」 「違ぇよ!俺の部下共だ!!」 「そんなんで引く人達じゃないでしょ、もし引いたら捨てな」 「っざけんな!!」 掴まれた胸倉。 うわあ、オンナノコの胸倉掴むなんて、元親サイテー。 でも、ちゃあんと話は聞いてもらわなきゃ。 「何時までも臆病だね、元親。アンタ、自分の部下信じてないって言ってるのと同じだよ?」 するり、震える程力の入っていた胸倉を掴む手から力が抜けた。 その手を放させて、眉間に指を突き付ける。 「頭なんでしょ?晒け出して、尚且つ慕われな」 壊して壊して壊して壊して。 (部下の人達悲しそうだったよ?) (…アイツ等……サンキュ、玲) (いーえ。さてと、じゃあ…) (…へ?おい…何で俺の胸倉…) (決まってるでしょ?やり返す!(にっこり)) (お、俺が悪かっt…ぐふぉ!!) --------------------------------- へたれ親ちゃん\(^p^)/ 部下に言われたのは本当だけど半分は夢主が楽しんでましたw← 影で姉貴って慕われてるといい。 title:破壊衝動的10のお題 配布元:Abandon(PCサイト様) 090808 |