▽09/12 13:56
「やはりりまだ外は暑いな」
バタンとドアを閉めたキヨタカがうっすらとかいた汗を拭う。
クーラーの効いた部屋にいたタマキは感じていなかったがまだ残暑が厳しい今日この頃だ。
手に持っていたアイスを見せてキヨタカに尋ねた。
まだ暑いと思って買い溜めしておいたアイスが余っている。
出来れば食べて欲しいという願いを込め上目遣いで見つめる。て
「あぁ、頂こうか」
綺麗に微笑んだキヨタカに急いでタマキが冷蔵庫へ向かおうとしたが腕を取られてた。
アイスを持つ手は右手に上から包み込まれ左手はタマキのアゴを取っていた。
「・・・じゃあ、」
「え、ぁ、ン」
タマキが声を上げる間もなく唇を重ねられた。
キヨタカの舌がタマキの咥内を動き回る。
だんだん気持ち良くなってきてキヨタカの背中に腕を回したとき唇が離れた。
「甘くておいしいな」
「もう!何やってるんですか!」
真っ赤になったタマキに今度は触れるだけのキスを落としてアイスを見た。
「溶けてるじゃないか」
包み込んだままの手を自分の口元まで持っていき、キヨタカがべろりとアイスを舐めた。
誰のせいだと思ってるんですかという呟きは届かず、満足げにごちそうさまと笑ったキヨタカにまたタマキが顔を赤らめた。
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