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□011
貴方はカナカゲで『負けず嫌い』をお題にして140文字SSを書いてください。

冷静そうに見えて意外とカゲミツ君は負けず嫌いだ。だから口車に乗らないかとカゲミツ君が俺を好きだと思う気持ちは、俺がカゲミツ君を好きだと思う気持ちに負けてると思うよと言ってみたら、俺がお前を好きな気持ちの方が勝ってる…なんて言うと思ったか、バーカと勝気な顔で言われてしまったのだった

20150709

□012
貴方はカナカゲで『指切り』をお題にして140文字SSを書いてください。

最近任務に行く前にカゲミツ君が無事に戻って来いと小指を差し出すようになった。最初は言われるがまま指切りしていたが何故そんな事を言い出したのか気になって聞くと指切り拳万って拳で一万回殴るって意味だから守れと言われた。そんなに殴るの大変だからと付け加えたカゲミツ君に絶対守るねと頷いた

20150901

□013
貴方はカナカゲで『甘えてよ』をお題にして140文字SSを書いてください。

二人で少し遠出した帰り道、電車の中で疲れたのかうとうとして船を漕ぎ始めた身体を自分の方に寄せると、途端に目を開けてやめろと訴えてくるカゲミツ君に溜め息をついた。人もまばらなローカル線だからいいじゃんと言っても決して首を縦に振ってくれない。こんな時くらい素直に甘えてくれればいいのに

20150902

□014
貴方はカナカゲで『たとえばの話』をお題にして140文字SSを書いてください。

もし俺が裏切り者だったらどうする?そう言ったらお前には無理だろと言うのでもしもの話だと言うと、例え裏切り者でも正直に話してくれれば俺は許すと力強く言った。話したら裏切り者じゃなくなるだろと加えられ胸がツンとする。まあ出来っこないけどなと笑うカゲミツに曖昧に微笑む事しかできなかった

20151028

□015
貴方はカナカゲで『諦めきれない』をお題にして140文字SSを書いてください。

ふらりと歩く雑踏の中でふわりと翻る茶髪が目に入り、振り返るとそこには楽しそうに笑う女の子が目に入って肩を落とす。あれからいくつもの季節が通り過ぎたのにふとした瞬間にアイツの面影を探してしまう。爆発は確かに見たけれど、アイツの事だからひょっこり現れるんじゃないかって思ってしまうんだ

20160114

□016
貴方はカナカゲで『一番厄介な存在』をお題にして140文字SSを書いてください。

アマネに拾われた時点で人間らしい感情なんて捨てたと思っていたのに。ぶっきらぼうに名前を呼ばれこの前の任務についてとつっけんどんな口調で悪かった点を指摘するのだけど最後にお前なら出来るだろと付け加えるカゲミツに揺れる心を抑える事が出来ない。恋心なんて厄介な存在に気付きたくなかった。

20160322

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