▽12/09 15:24
「お前はほんとよく働くよなぁ」
二人そろって非番のお昼過ぎ。
さっき食べた昼食の後片付けを終えたと思ったら、今度は干していた洗濯物を畳み始めた。
カゲミツはソファの上でただだらだらとしながら、その様子を眺めている。
「なんでおまえみたいに何でも出来る奴が俺なんかと一緒にいるんだよ」
物好きだよなと小さく呟くと、トキオの耳にも届いていたらしくクツクツと笑った。
「俺がこうやって家事をするのはカゲミツがいるからだぞ」
誰かがいるから頑張れるんだとトキオは言った。
一人だと適当に手を抜くってと言って軽く手を振る。
「それにカゲミツだって黙ってれば綺麗な顔してるんだからモテるだろ」
物好きなのはお互い様だよとトキオは笑った。
決して二人とも同性愛者ではない。
だけど二人でいたいと思うならばお互い物好きなんだろう。
「なら物好き同士お似合いってことだな」
「…カゲミツがそんなこと言ってくれるんだな」
畳んでいる途中の洗濯物を置いて、ソファにいるカゲミツに近付く。
覆い被さって、逃げ道を防ぐようにしたってカゲミツはクスクスと笑うだけだ。
「するのか?」
「どっちでも?」
あと残ってるのは晩飯を作るくらいだけどと呟くとカゲミツの腕がするりと首に回された。
「たまには宅配ピザとかでもいーんじゃねーの?」
そう言ってカゲミツから近付いてきた唇にそれもそうだなと笑ってトキオも唇を近付けたのだった。
*
昨日オフ会でダメなトキオって話が出たのでダメなおにーさんを目指したはずやったんですけど、全然ダメになりませんでした
一人やったら実はそこそこズボラだったらちょっと萌えるんじゃないかと思います
トキカゲはこんないちゃラブもいいんじゃないかと思います
\広まれトキカゲ/
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