▽03/31 01:27

夜にふと次の任務に関する資料が読みたくなってトキオはミーティングルームまで来ていた。
閉まっていると思っていたドアがあっさり開き、そーっと中の様子を窺ってみたけれど騒がしい様子はない。
思い切って中に入ってみると、ソファーに座るカゲミツと、その膝の上で眠るオミの姿を見付けた。

「見せ付けてくれるな」

普段はオミに対してツンツンとした態度を見せているくせに。
これがツンデレってやつかとトキオが一人で納得していると、カゲミツが声を上げた。

「コイツが勝手に乗っかってきてだけだからな!」

なんて言ってるけれどいつもより声のボリュームが小さめで、オミを起こさないようにと気遣っているのがわかる。
そんなこと言うと本気で怒ってしまいそうなので口には出さないけれど。
ムスッとしながらカゲミツは持っていたカップに口をつけた。
ちらりと見えた中身に笑いそうになってしまった。

「お前がブラックを飲むなんて珍しいな」

明らかにしまったという表情についニヤニヤとしてしまう。
キヨタカ隊長がいつもカゲミツで遊んでいる理由が少しわかった気がした。

「これはアイツの飲みさしがあっただけで・・・」

徐々に小さくなっていく語尾が可愛らしい。
堪え切れずにクスクスと笑いながら目的の資料を手に取った。

「ちゃんと時間になったら起こしてやるんだぞ」
「べ、別にそんな・・・」

わざとらしくウィンクをして部屋を立ち去る。
後ろでカゲミツの声が聞こえたけれど、パタンとドアが閉まる音で掻き消されてしまった。

*

再び静けさが戻ったミーティングルーム。
カゲミツは自分の膝の上ですうすうと寝息を立てているオミの髪に指を通した。
ちらっと時計に目をやれば約束の時間まではあと10分ほどある。

「疲れてそうだから、仕方なく貸してやってるだけだからな」

そう自分に言い訳をしながら飲み慣れないブラックのコーヒーに再び口をつけたのだった。

*

ついった診断メーカーでやろうとしてるやつで膝枕のお題がありまして(きよたま!)
膝枕って、なんか萌えるかも・・・!
と思った結果がこれでした
お疲れオミさんに30分経ったら起こしてとか言われて文句を言いながらも膝を貸し、自分も眠くなるからブラックのコーヒーを飲んで眠気を我慢しているツンデレカゲミツ←
カゲミツはコーヒー甘党派でもブラック派でも萌えるなと思います
よってお話によって設定がころころ変わります
tameikiはそういうサイトです←

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