pntr通信 | ナノ
Panta rhei 通信

≫動物もどき

動物もどき(どうぶつもどき)
アニメーガス(Animagus)
特定の動物に好きなときに変身することができる。習得の際どの動物かは選ぶ事はできない。当人の資質に最もふさわしいものに姿を変える。在学中、抜きん出て優秀だったジェームズとシリウスのふたりですら、完成まで3年を費やしたほど。
危険性が高く、悪用されるのを防ぐため、魔法省が厳しくその動向を監視。「動物もどき」は名称やその特徴を記した登録簿が作成されている。20世紀中に魔法省に登録された動物もどきは、マクゴナガルを含む7名しか存在していない。
動物に姿を変えている間、人間としての思考は保持されるが、言語能力は保持されない。また複雑な感情は抑制され、吸魂鬼が感情を吸い取れなくなる。これを利用して、シリウスはアズカバンを脱獄できた。形態を変化させる際に、杖は特に必要ない。
※変身術によって動物に姿を変えたり変えられた場合は、思考は保持されず(自分が人間・魔法使いであることを忘れている)自力で姿を戻すことができず、元の姿に戻るには誰かに術を解いてもらわなければならない。

パンサー(パンテーラ)
学名【Panthera pardus】
英語表記のpantherをそのまま読んだもの。和訳すると「ヒョウ」つまり「ヒョウ=パンサー」で、leopard(レオパード)もヒョウのこと。
→ブラックパンサー(Black panther)
毛衣が黒いヒョウ。突然変異でヒョウの黒化(melanism)し、この変異は劣性遺伝である。なお、クロヒョウもヒョウ特有の斑紋を有しており赤外線照射により視認できることが分かっている。
→ユキヒョウ
学名【Panthera uncia】
ヒョウ属に属するが、トラに近い。家畜を襲う害獣とみなされることも。ユキヒョウはヒョウのように人を襲う事はない。

ジャガー
学名【Panthera onca】
英語では、jaguarと表記され、そのまま読んでも「ジャガー」

※両者の見分け方は、黒い斑紋の中に注目!
「黒点が」
 →あったら、ジャガー
 →なかったら、ヒョウ

ピューマ(プーマ)
学名【Felis concolor】
英語では、pumaと表記され、別名cougar(クーガー)とも呼ばれている。ヒョウやジャガーが属するヒョウ亜科ではなく、イエネコを含むヤマネコと同じネコ亜科に属し、ネコ亜科では最大の大きさの動物。
成獣の体は黄褐色の毛で覆われ、無紋、耳の縁と長い尾の先だけが黒い。幼獣は体中に黒から黒褐色のヒョウのような斑紋があり、尾には黒い輪があるが、これらは成長とともに消えていく。
敏捷で瞬発力に優れる。なお嗅覚が鋭い。また、ネコ科の大型肉食獣の中では特に眼球が大きく、視力が高い。

オオヤマネコ(リンクス)
学名【Lynx lynx】
狭義:ユーラシアオオヤマネコ、ヨーロッパリンクスを指す。毛皮は灰色から赤褐色で黒い斑点がある。毛皮の模様の個体差が大きく、斑点のない個体と多くの斑点をもつ個体が近くで棲息していることも。
オオヤマネコ属には、ヨーロッパオオヤマネコ(Eurasian lynx)のほか、3種が属する。
カナダオオヤマネコ(Lynx canadensis)
スペインオオヤマネコ(Lynx pardinus)
ボブキャット(Lynx rufus)
リンクス(lynx)の名は、「光」を意味するギリシャ語に由来し、照度の単位ルクス(lux)とも同根である。
これは、オオヤマネコの眼がかすかな光でもよく見えることに由来するが、古代ローマでは観察眼の鋭さを「オオヤマネコの眼」と表現し、英語では、lynx-eyed「オオヤマネコの眼をした」という表現で「眼の鋭い」ことを表す。古代から中世にかけて、どんなものでも見透かしてしまう超越的な視線の持ち主と考えられた「ボイオティアの大山猫(リンクス)」の名が、しばしば比喩として引かれた。

チーター
学名【Acinonyx jubatus】ネコ科ネコ亜科チーター属

トラ
学名【Panthera tigris】ネコ科ヒョウ属
→ホワイトタイガー(White tiger)
インドに生息するベンガルトラの白変種で、アルビノとは異なる白化型であり、正式名は「ベンガルトラ白変種」普通のトラでは黄色になる部分の毛が白色またはクリーム色で、黒い縞模様の部分は色が薄い。縞模様は個体によっては茶色だったり、または縞がないかあっても極めて薄い「スノーホワイト」と呼ばれるパターンもある。虹彩の色は青である。
→ブラックタイガー(Black tiger)
トラの変種で、普通のトラの色が黒くなったもの。エビじゃない。
→ゴールデンタビー(Golden tiger, tabby tiger or strawberry tiger)
普通のトラの色を薄くしたパターンで、世界で約30頭飼育されている。
→マルタタイガー(Maltese tiger, or blue tiger)
青に見える灰色で、アモイトラの変種。

ライオン
学名【Panthera leo】ネコ科ヒョウ亜科(ネコ亜科)ヒョウ属
学名の読み方は、パンテーラ・レオ
→ホワイトライオン
ライオンの白変種である。クリーム色の毛皮はその劣性遺伝のゆえ。生息数は世界でも300頭ほど。

分類学では
パンサー(パンテーラ)といえばヒョウ亜科ヒョウ属の動物を指している。よって、ライオン、トラ、ヒョウ、ジャガーすべてをパンサーが分類される。