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「キミはまだ高校生なんだからサ、一人で溜め込まなくていーんじゃナイ?」

「へ・・・・?」



にっこりと笑ったままサラリと言いのける保険医に目を白黒させていると、保険医は何やら白衣のポケットから薄いゴム手袋のようなモノを出しながら話し出した。


「よーするに、子供が一丁前に我慢してんじゃねー!ってコト」

「で、も・・・・っ」

「でももクソもなーいノっ!・・・・ガキは黙って大人に甘えてればいいんだよ」



そう言って保険医は蕩けるような一際甘い笑みを浮かべ、そのまま俺を優しく抱きしめた。
襲いかかる刺激に強く目を閉じたが、いつまで待ってもその刺激がやってくることはなく・・・。


「・・な、んで・・・・?」


保険医の温もりを感じながらポツリと呟けば、保険医は俺の耳元で小さく吹き出した。



「バカだなぁ!キミが言ったんでショ?服の上からなら平気だっテ!」

「あ・・・・」




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