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「・・・・」
「・・・・」




き、きまずい!ひっじょーにきまずい!

頭を触られたことに驚いてつい頬を叩いちゃったけど、俺、とんでもないことやらかしちゃったよね・・・!?
同室者は頬を抑えたまま下を向いて黙ってるし、俺は俺で体中鳥肌まみれで今にでも鳥になっちゃいそうだし、もうどうすればいいかわかんないよー!!!


何とか鳥肌を鎮めようと腕を摩りながら同室者と距離をとっていると、同室者は気まずそうに顔をあげて口を開いた。



「・・・別に、何もしねぇよ・・・・」
「え・・・・」



ぽつりと呟いた言葉に、俺は目をぱちくりと瞬かせた。

もしかして・・・いや、もしかしなくても誤解してるよね・・?わー、どうしよう!こんなときどうすればいいの!と、とりあえず謝らないとだよね!?




「えっと、あの・・・!違うんです、あの、ごめんなさい・・・っ!おれ、おおおおれっ!!」





やっべえええええ!
怖くて口が回らないんだけど!どうしよう!!

と、とにかく伝えなきゃ・・・!




「おれ、おれっ!び、美形恐怖症なんです!!!!だから半径5メートル以内に入って来ないでくださいいいいいいっ!!!」





ふるふると震えながらそう言い切ると、少しの間があった後同室者さんは口を開いた。






「・・・半径5メートルは、きつくねぇか」







な、なんだか・・・!

なんだかとっても好印象・・・!






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