少年は悲しんだ。自らに降り注ぐ憎しみと愛情に。少年は怒った。自らに訪れる明日への光に。少年は笑った。自らの卑しい欲望とくだらない願望に。少年は泣いた。自らの毎日に終わりが近付いてくることに。少年は喜んだ。自らの世界に色が付いたことに。少年は・・・― prev next ◎