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変装少年、もといカワタは何だか不満そうなんだけど、呼び捨てしたくないもんはしたくないんだから仕方ないよね!


それにそれにっ



「ニックネーム付けちゃうとか、何か仲良さげだし〜」


こてんっ、と首を傾げながら言ってみると、カワタってば嬉しそうに同意するんだから!

単純だな〜



「・・・アヤヤ、そろそろ帰ろお?」


カワタの単純っぷりに頬を緩めていると、カグヤンが若干不機嫌な様子で僕の袖を引っ張った。


あれれ、何かやなことあったのかな?


あ、もしかして!



「カグヤン嫉妬?」
「えっ」



カグヤンの眉間をぐりっと押さえながら言うと、カグヤンは目を真ん丸にさせた。


う〜ん、この反応は図星みたいですなあ!


「カグヤンか〜わ〜い〜い〜!ちゅうしちゃうぞこら!」
「ちょ、お面冷たいからあ!ていうかひょっとこ自重してえ!」
「カグヤンちゅっちゅっ!」



逃げようとするカグヤンを追っかけて無理矢理ちゅうする僕まじオチャメ!

ひょっとこのお面だからちょうどいいよね〜


とかなんとかカグヤンといちゃいちゃしてたらやらかしました、カワタくん。



「俺を無視するなよ!!!」



放っておかれたのが嫌だったのか、カワタが怒鳴っちゃうもんだからカワタの方を振り返ると、案の定カワタってば僕の方に手を伸ばしてるんだもん。



「あ」




そりゃもう見事にお面飛んでっちゃうよね!




「綾斗ッ!!!」



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