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「やっぱボケモンは初代に限るよね〜」
「うんうんっ!最近のボケモンって種類多すぎて俺よく分かんないよお」
「それにしても変装少年よ、キミも中々いける口だね!」


カグヤンときゃっきゃうふふと少々戯れたあと、その場でくるりと一回転してからズビシッ!と、変装少年の目の前に人差し指を突き立てながらそう言えば、変装少年はアホみたいに口を開いたまま呆然と呟いた。


「・・・何で今更ボケモン・・・・・?」



突っ込むとこそこかよ!ってね〜っ。
何だか僕、変装少年のこと勘違いしてたかも。

僕の予想的にぃ、変装少年は空気読めない猪突猛進を具現化したかのような性格で、全人類挨拶すれば皆トモダチ!博愛主義者もドン引きな奇想天外摩訶不思議の王道ボーイかと思ってたんだけど・・・あはっ!


そのズレた突っ込みに何だかちょっと、興味湧いちゃったかも?


何て思いながら変装少年のアホ面を眺めたまま仮面の上から左目を押さえていると、カグヤンが不機嫌そうな声を出して僕の身体を肘で小突いた。



「・・・今アヤヤ、この少年に興味湧いちゃったかも?とか思ったでしょお」
「あれ〜?僕声に出してたかなぁ」
「出してないけどお、アヤヤが何かに興味を示したときって絶対左目を押さえるんだよお?気付いてないのお?」


え〜、全然知らなかった!
ていうかカグヤンってば、どれだけ僕のこと見てんだろうね?

う〜ん、僕ってば愛されてるなぁ!



「はっ!!け、結局お前ら何なんだよ!!!」



あ、やっとアホ面解放?


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