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「・・・見ろ!人がゴミのようだあ!」
「はいはい、人が多いねえ」



余りの人の多さに某アニメ映画のキャラの真似してみたんだけど、カグヤン反応薄くな〜い?ちょっと僕傷つくよー!

冷たいカグヤンにぶーぶー言ってみるも、完全無視。



「あ、アヤヤあそこ空いてるよお」
「・・・・うん、行こ〜・・」


カグヤンにこれ以上言ってもどうせ無視されるから黙って空いてる席に座ることにする。
僕たちが席に座ったのとほぼ同時くらいに、食堂内に切り裂くような悲鳴が響きわたった。




「きゃぁぁぁああ!!!」
「飯島さまぁぁぁああああ!」
「柳谷さまお美しい・・・・!」
「抱いてぇぇぇええぇぇええ!!」



声の元凶ともなる人物達の方に目を向けると、まぁそこには予想通りの集団がいたわけで。



「うーん、今日も生徒会の人気はスゴイね〜」
「俺には何がいいのかさっぱりだけどねえ」
「もしカグヤンが生徒会きゃぁぁああってなったらぁ、僕距離を置かせてもらうね!」



お面の下でにこりと笑って見せると、カグヤンは半泣きで抱き着いてきた。





カグヤンってば顔は男らしいのに口調と行動は可愛いんだから!
これがいわゆるギャップ萌え?




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