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これは小さいころからずっとやってることで、俺が高校生になった今でもやってるんだー!
やらないと何か落ち着かないしっ。
でも今日の塁にいはお怒りモードだからこわいです。
「唯、はやく」
「はわ!う、うんっ」
塁にいに急かされて、俺はゆっくりと塁にいの唇に自分の唇を近付けた。
ちゅっ、と可愛い音を立てて離れようとしたところで、塁にいがいきなり俺の頭のうしろをがっと掴んで引き寄せた。
「んむぅ!」
びっくりして目を見開くと、そこには怒った顔の塁にいが!こ、こわいー!
塁にいの怒った顔にびびっていると、歯の隙間をぬって塁にいの舌が俺の口内へと侵入してきた。
「んっ、ふあ・・・」
舌の先っちょを甘噛みされて、歯の裏側を舌でなぞられるとぞくぞくしちゃう。
くちゅくちゅとお互いの唾液を絡ませあって、飲みきれなくなった唾液が口の端からつうっと垂れた。
「ふ、んぅ・・あっ!」
塁にいとのちゅうに集中していると、いきなりセーターのなかに手を突っ込まれ、ワイシャツの上から乳首をきゅっと摘ままれた。
びくっ、と体が震えて、塁にいと唇が離れてしまった。
「るいにぃ・・・・」
何だか唇が寂しくなって甘えるようにそう言えば、塁にいは呆れたようにため息を吐いた。
「お前マジで他のやつとキスすんな」
「でもじゃあどうやって挨拶したらいいのー?」
「普通にしろ、ボケ!」
「?ちゅうするのが普通なんじゃないの?」
「・・・・・・・・はあっ」
何かよくわかんないけど、塁にいの怒りが収まったみたい?よかったよかった!
◎