「えー!なんでちゅうしてんの!?なにそれ!せこい!俺には?!」
「ねーよボケ!誰がさせるか!唯も誰彼構わずすんなっつったろーが!」
「ひっ!だ、だってえ〜っ」
「・・・・・・・・」
陽向せんぱいにちゅうしたら何かすごいうるさくなった!
背の小さい方のお友達さんはぎゃあぎゃあ言ってるし、塁にいは怖いし、陽向せんぱいは黙っちゃった!
・・・あれ、陽向せんぱいが静かなのはずっとかも?
「もー梓せこい!唯くん可愛い!」
「・・・・・唯、かわいい」
「あークソッ!テメェらに合わせるべきじゃなかった!唯帰るぞ!」
「えっ、ちょ、えええっ?」
怒った塁にいは俺の自転車に乗って、さっさと乗れ!って言いながら後ろの座れるところを叩いている。
塁にいには逆らっちゃうといいことないから、俺は大人しく言うことをききます。こわいから!
「あー唯くん!俺平良幽嗣!ゆうくんって呼んでねー!」
「・・・・・また」
ぶんぶんと手を振ってくる背の小さい方のお友達さん・・・じゃなくて!
ゆ、ゆうくんと陽向せんぱいにちゃんと挨拶するひまもなく塁にいは自転車を猛スピードでこいでしまった。
塁にいは俺が他の人とちゅうしたらすごい怒る!こわい!
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