3



「もうやだ唯くん可愛すぎ!!塁ちょうだい!」
「誰がやるか馬鹿」
「・・・・」


背の低い方のお友達さんが塁にいにギャアギャアと文句言ってるのをあたふたしながら見ていると、背の高い方のお友達さんが俺に目線を合わせるように中腰になってきた。


べ、別に俺が小さいわけじゃないよ?!
・・・俺ふつうだよね?大丈夫だよね?



「・・・・陽向梓だ」
「へ?」



身長のことでもやもや悩んでたら、背の高い方のお友達さんがそう言った。

え、えっと陽向梓ってこの人の名前だよね?!
えっとえっと、俺が名前言ったらこの人も言ってくれたわけで!それってつまりお互いの名前を知り合いっこしたってことで!つまりつまり!

知らない人から友達にレベルアップしたってこと?!

と、友達はいいすぎ?でもでも、お近付きになれたってことで〜っ



「よろしくね、陽向せんぱい!」
「・・・・・・・っ!?」
「あーーーーー!!!!」
「このバカッ・・・!」


とりあえず、よろしくのちゅう?




prev next


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -