訳の分からない視線に怯えていると、ガッシャーン!と、物凄い音を立てて扉が開いた。
「オルァアア!!野郎共、さっさと席着けゴルァ!!」
・・・・え、ヤクザ?
荒々しく教室に入ってきたのは、いかついオールバックに黒のサングラスをかけた、いかにもヤクザな男の人でした。
え、え、こんなのが教師やってもいいの!?ダメでしょ!
思わず先生を二度見しまうほどの衝撃を受けた俺は、唖然とした表情のまま先生から目が離せなかった。
ら、
「あ゙?お前・・・」
「うひっ!?」
目が、目が合ったぁぁぁぁああああっ!!!!
どどどど、どうしよう!!サングラスで目は見えないけどすっごい眼付けられてる気がする!怖い!何か分かんないけどすっごい怖い!!
余りの怖さに堪らず健一の服の裾を掴んで健一の方を見ると、健一は何故か先生に向かって唇に人差し指を当てていた。
え、何それ怖い。
◎