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で、結局さっき何て言おうとしたのか聞こうとしたんだけど、その前に龍太と健一が話し出したから聞けなかったのよ。まぁ別にいいけどね、ふんっ!

・・・いや、ホントにいいんだけど。




「ところでっ!三人って幼馴染みかなにか?」




そんなことを考えていると、健一が変に興奮しながら話し出した。それに修吾が笑いながら答える。




「ちげぇ〜し!まぁ俺とリュウは幼馴染みだけど、唯とはさっき会ったばっか」
「へぇ〜、二人っておささなじみなんだぁ」
「・・・おさななじみ、な」




・・・二人がおさななじみ!なのに驚いていると、健一がポカンとした間抜け面で俺達を見ていた。イケメンってどんな顔してても格好いいのな・・・。




「幼馴染みじゃないの!?じ、じゃあさっきのキスは!?」
「見てたの?やっべぇ〜!まじうける!」




いや、うけねーよ!という突っ込みは心の中でしておいて、騒いでいる健一を落ち着かせる。




「まぁ落ち着きなさいよ!」
「これが落ち着いていられるもんですかっ!」
「そういえば〜一回目のは寝ぼけてたからだけど、二回目のキスはなんで〜?」
「たしかに、俺にもする必要はなかったしな」




龍太がそう言ったのを終いに、三人は「何で?」と口を揃えて言ってきた。
さ、三人とも息ぴったりでスゴイ!!そんけー!!



っていうか・・・






「友達になった記念のちゅうだけど、え?普通じゃね?」
「「「・・・」」」
「そういえば中学の時も初対面の奴にちゅうしたら怒られたなぁ・・・。特に隣の席の女子にやった時はビンタされたの!あれは効いたね〜」
「・・・いや、そりゃビンタもされるだろ」
「やっべぇよ唯!まじパネェんだけど!!」
「う〜ん、平凡ビッチ受けか・・・。まぁそれもありだろう!」





俺の言った言葉に三人がそれぞれの反応を見せる。
龍太は俺の懐しエピソードに突っ込み入れてくるし、修吾は笑ってるし、健一に限っては一人でブツブツ言ってるし・・・。

正直引いたけど、まぁ内緒で!






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