情けなく眉毛を下げ鋭い瞳に涙を浮かばせる不知火の耳に、俺は唇を押し寄せる。
そのまま意外にもピアスのない形のいい耳に、息を吹き掛けるように囁いた。
「ご褒美、いらねぇの?」
「あっ、」
ビクリと跳ねた不知火を見てニヤリと笑い、そのまま耳の中に舌を侵入させた。
「はっ、ん・・・く、」
「おら、さっさと言わねぇとご褒美やんねぇぞ」
「や、だ・・ぁっ、ふぁ」
やだって。
固く閉じた瞳に揺れる睫毛を見ながら不知火の乳首を引っ張ったりして遊んでいると、不知火は息を荒くしながら口を開いた。
「お、俺の変態オチンポ、あっ、ん・・・ご主人様のケツまんこでジュプジュプさせてくらさい・・・・っ」
熱の籠もった瞳で見上げられながらそう言われ、俺の体がゾクゾクと震えあがるのを感じた。
眼を潤ませ頬を上気させる不知火の額に唇を寄せてくつりと笑うと、俺は柔らかい声色で不知火に言った。
「ご褒美、あげねぇとな」
不知火の瞳が、期待に揺れるのを俺は見逃さなかった。
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