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指を第二関節ほど入れた股間側の腸壁に位置する、クルミくらいの大きさの男にしかないソレは、ノンケの俺だって知ってるものだった。



「前立腺みっけー」
「く、っそ・・・!」


ニヤニヤと笑いながら二本の指で前立腺を挟むようにして揺する不知火を、俺は痺れるような激しい快感に悶えながらキッ、と睨みつけた。

いくら俺が睨みつけようとどうにもならない事くらい分かってる。それでも黙ってやられるだけなんて、俺が許すわけねぇだろ?
つぅかもう指突っ込まれてるし、この際チンポでも何でも変わんねぇよな?


とりあえずムカツクのは、俺が何の抵抗もできずに不知火に見下ろされて好き勝手犯されてるっつぅことなわけ。

つまりさ、







俺が攻めればよくね?







「・・っ、オイ、手ぇ外せや」
「あ?どうせ逃げんだろーが」
「逃げねぇよ、今更チンポ突っ込まれたくらいどうってことねぇし。大体テメェに攻められるとかマジでうぜぇし」
「言っておくが俺は入れられるのはゴメンだぜ?」
「勘違いすんじゃねぇ、俺だって男のケツに入れたくねぇよ。俺のチンポは女専用だ」
「じゃあ何だよ」
「テメェ頭悪すぎ。この俺が攻めてやるっつってんだよ、黙ってチンポ出しとけ」




なかなか理解しやがらねぇ不知火に苛つきながらそう言うと、不知火は二三度瞬きをした後、熱の篭もった目を向けてニヤリとほくそ笑んだ。






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