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――じゅるり、


厭やらしい水音を響かせて吸われれば、それに反応してビクリと腰が浮く。
その拍子に先端で喉奥を突いてしまい、思わず情けない声が出る。


「ん、ふぁ・・っ」


ピチャピチャと態とらしく音を立てられながら口内で弄ばれ、さらには空いた片手で乳首をグリグリと押し潰される。

乳首と下腹部への刺激で俺は着々と絶頂へと導かれ、それに伴って絶対に達しまいと必死に我慢する。



「は、あっ!・・く、ふ・・・んんっ」



なおも不知火は自身への刺激を止めず、むしろその動きはだんだんと激しくなるばかりだった。


片手で竿をゴシゴシと擦られ、亀頭をスッポリと口内に収め舌先で尿道を抉るように刺激する。かと思えば根元まで口に含み、豪快にピストンしながら空いた片手でコリコリと玉を弄る。


追い詰めるような刺激に、俺はもう我慢の限界だった。




「あっ、は、んあ!・・も、でる・・・っ、くっ」
「ん゛っ、ふ・・・・」




ビュルビュルとなかなか終わらない射精に身体を震わせながら、睾丸から精液がグルリと駆け巡って尿道を通る刺激にジッと耐える。

ドロリとした粘着的な精液が尿道を通るこのときが、俺は一番苦手かもしれない。




「はっ、はぁ・・・・」



長かった射精を終えた頃には俺の呼吸も落ち着いてきて、ふと冷静になって考えてみた。





俺、精液どこに出した?






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