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わけが分からないまま不知火を睨み付けていると、俺はとんでもないことに気が付いた。

・・・できれば気付きたくなかったがな。




「何で勃起してんの・・・」
「ぁ、・・・」



不自然に盛り上がっているソコを足の裏で軽く踏み付けると、不知火はビクリと体を跳ねさせた。

見上げる瞳は、期待と欲望に満ちあふれている。




「なにチンポ踏まれてよがってんだよ。なぁ、何で勃起してるわけ?」
「んっ、く・・・っ」


目元を赤らめたまま何も言わねぇ不知火に腹が立ち、踏み付ける足の裏にグッと力を込める。




「いぎっ、ぁ・・ぐ・・・!」





ぐりぐりと足の裏で踏み付けるのは、同じ男としてはめちゃくちゃ痛い行為だと思う。

なのにどうしてこいつの下腹部は俺の足の裏を跳ね返さんと膨れ上がり、ビクビクと脈打っているのだろうか。


・・・理解できねぇ。




「痛くねぇの?随分ご立派なことになってんだけど」
「あ"っ、いた、い・・・けど、んく、キモチイイ・・・っ」
「ハッ!とんだマゾ野郎だな。考えらんねぇ」




耳障りな低い喘ぎ声に顔を顰めさせながらそう言うと、俺は踏み付けていた足をサッと離す。

だって靴下から伝わる熱とか、きもちわりぃし。




まぁ不知火は俺の行動が不満だったらしく、眉間に皺を寄せて俺を見上げてきた。



「な、んで・・・・」
「何でって、俺別に男を喘がせる趣味ねぇし。不知火声低いから可愛くねぇし」
「っ!・・・じゃあこれどうしろってんだよ」




そう言って不知火が指差したとこは、踏み付けられたからか殴られたからかは知らねぇが、しっかりと勃起してスラックスを押し上げている不知火の下腹部。

スラックスの上からでも分かるソコは、苦しげに布を盛り上げていた。



ま、俺には関係ねぇ話だがなぁ?





「一人で抜けばいいだろ」






俺の言葉に、不知火の瞳が妖しく揺れるのを見た。





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