俺がいつこんなクソみてぇな奴らと友達になったんだよ。馬鹿か。
心底呆れ返った目で転校生を見下ろしていると、突然胸ぐらを掴まれ壁に背中を叩きつけられた。
・・・今日こういうの多くね?
「や、止めろよ太雅!!どうして悠介にそんな事するんだよ!?」
「うるせぇよ・・・!さっきからコイツの顔見てりゃあテメェ舐めてんのか!心配してる流星に向かってそんな目で見てんじゃねぇよ!」
「止めろってば!!」
何というカオス。
只今の現状、学校一の不良(笑)こと不知火太雅くんが俺の胸ぐらを掴み、その太雅くんを転校生が抱き締める・・・。その後ろで生徒会の連中が「もっとやれ」とでも言いたげな目でこちらを見ているわけだ。
が、何この茶番劇。
すっっっげぇつまんねぇし、笑えないんだけど。
いや、逆に笑えなすぎて笑えてくるな。
「何とか言えよ!!」
あ、やべ、忘れてた。
◎