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正直マジで後ろ見たくねぇ。でも見ねぇと絶対五月蝿い。あんのクソ転校生は何処であろうが声がめちゃくちゃでけぇんだ。そんな声で何度も何度も名前を呼ばれてみろ。俺は恥ずかしくて死ねるな。



と、言うわけなので俺は嫌々後ろを振り返ることにした。

あー、やだやだ。





「悠介!!お前親衛隊の奴らに連れて行かれたんだって!?大丈夫か!!?何もされてないか!?」




パタパタと走りながらそう言う転校生の後ろには、般若の如く顔を顰めさせた会長、副会長、書記、学校一の不良(笑)が居た。

・・・すげぇ面倒くさそうなメンツですこと。



つぅか会長とか今二番目に会いたくない奴なんだが。




「ちょっと、流星が心配してやってるんですから何か言ったらどうです?」
「ハッ!俺様の親衛隊の奴らは過激だからな。まぁテメェみたいな平凡にはあいつらも起たねぇだろうし、処女を奪われる心配がなくてよかったな!」
「・・・」
「チッ、こんな奴に構うことねぇよ。行こうぜ流星」



口々に俺への嫌悪感を吐き出す信者共。つぅか会長の口振り的に、アイツ自分から親衛隊に指示しやがったな・・・?まぁ別に痛くも痒くもねぇけど。

不愉快なだけで。




でも一番不愉快なのは・・・





「何でそんな事言うんだよ!!悠介は今傷付いてるんだぞ!?そのくらい分かってやれよ!友達だろ!!?」





当然の如く、こいつなんだけどな。





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