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「なぁ、仏の顔も三度までっていう言葉知ってる?知ってるよな?でも俺はよぉ、三度どころの騒ぎじゃねぇんだよなぁ。朝学校行けば靴箱ん中にはゴミだらけだし?教室行けば机には落書きやらゴミやら花瓶やらで散らかってるし?廊下歩けば足引っ掛けられるし罵声浴びさせられるし階段で背中押されるし?終いにはこんな糞面倒くせぇ事で授業さぼらされるし腹殴られるしよぉ。これが仏だったらてめぇら命ねぇわ。あ?つぅことは俺、仏越えてね?神?」

「は、はぁ?」




突然喋りだした俺にうっすらと恐れを浮かばせるチワワ達。それでも馬鹿なゴリラはまだ分かってないらしい。まぁ逃げ腰になってるけどな。だせぇ。




「まぁ要するにだ。カミサマはもう充分耐えた・・・つぅか別に面倒だったから放置してただけだけど、そろそろの俺の番が来ましたよって話。わかる?」
「はっ、・・・てめぇみたいなヒョロイ平凡に何が出来んだよ!!こっちは五人居るんだ!負けるはずがねぇ!!」




・・・ちょっとちょっと、自分でフラグ立てて大丈夫?
口でギャアギャア言う割には足震えてますよっと。ホント、見てらんねぇほどいてぇわ。

まぁいつまでも舐められてるってのは大分うぜぇし、こういう馬鹿共には痛い目見せた方がわかり易くていいだろ。馬鹿だしな。









「じゃ、いっちょやりましょーっか!」
「グエッ!!!」





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