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「ゆ、悠介・・・!?」


唖然としていた会長が慌てて転校生を止めようとするも、転校生は小さな体でスルリと会長の脇から顔を覗かせた。

もちろん転校生の視線の先には未だ繋がったままの俺と副会長が居るわけで。

転校生は俺と副会長の姿を確認したあと、白い肌を真っ赤に染め上げぷるぷると震えながら俺達を指差した。


「お、お前ら何してんだよ!」


顔を真っ赤にして叫ぶ転校生にため息を吐きながら何となく副会長を見ると、何故か副会長も俺の方を見ていてバチッ、と視線が合った。

副会長は視線だけで何かを訴えようとしているみたいだったが、生憎副会長とアイコンタクトを取れるほど仲良くねぇし。
とりあえず困ってんのは伝わるけど、それ以上は分かんねぇわ。

つうか今はそれより転校生だろ。



「悠介も飛鳥も無視すんなよなっ!!お前ら何してんだよ!」
「あーもう、うっせぇなテメェは!セックスしてたんだよ、見て分かるだろうが」
「せ・・・っ!!?」


いちいちうるせぇ転校生に向かってそう言えば、セックスという単語に元から赤かった顔をさらに真っ赤に染めて目を丸くさせた。


ていうかさ、



「テメェもいつまでも突っ込んでんじゃねぇよ!」
「ぐふ・・・っ」




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