16




「・・・・嘘だな。だって俺の知ってる凌空はかなりの肥満体系でトロくて鈍臭くて頭悪くて要領の悪い虐められっこだったぜ。テメェとは全てが逆なんだよ!」
「だって頑張ったんだよ?悠くんが痩せてる子がタイプって言ってたから」


・・・・は?

いやいやいや、ちょっと待て。確かに俺のタイプは痩せてる子だが、それとこれとは別に関係ねぇだろ。・・・え、これもしかして、もしかしなくても俺に惚れてる?よな?

でもな、俺の記憶が正しければ確か・・・・・。


「俺、お前のこと虐めてなかったか?」


確かにこいつが給食に蛙入れられてる所を助けたのは本当だ。助けたっつぅか、食い物粗末にするとかマジ有り得ねぇし、それをソイツに言ったら「古臭い」つって笑われたわけ。もうこいつには言っても分からねぇと思ったから体に教えてやったんだが・・・・。

それからと言うもの凌空はやたらと俺に懐きやがって、その度に俺は


「うん、悠くんはやたらと付き纏ってた俺に良くプロレス技かけてたよね」



―と、まぁ凌空の言った通りよくプロレス技を掛けていたわけだ。
よって嫌われるのは分かるが好かれる意味がわかんねぇ。




prev next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -